ぶれないってすごいですか?
ぶれない自分のためには…とか
ぶれない心の鍛え方…とか
本屋に行くと、たくさんのタイトルが並んで
「これさえ読めば、理想の自分を手に入れられるよ!」
そう、、、、話しかけてくるようです、、、。
ぶれない、という表現は
日々の様々な出来事や、嫌なことでも大変なことでも、感情が揺さぶられることがない、、、など
そんな、頑丈な?お人柄をイメージしてしまいますね。
誰かの言葉に傷ついたり、失敗したことに、しょっちゅう落ち込んだりする私なんかは、
ちっとも「ぶれない」自分なんかではありません。
「ぶれない」
ちょっと素敵に、思えてしまいますが、
周りの影響を受けないために
壁を作る、のではないと思います。
頑なであることは、他人との対話を拒絶し、
そして自らが成長することを阻むことになりかねません。
ぶれない、ことは
頑なであることではなく、
翻弄されて、着地点が見えなくなることのないように
しっかりと自分の視点は持とうね、、、という意味合いが強いのではと思っています。
視点を持つために、、
自分がどんな人間であるかを
知っておかないと、、、と思うのです。
なにが好きで
なにが得意で
なにが嫌いで
なにが不得意か
これまでの経験や社会からどう見られるかに、囚われていないか?
ぶれないためには、
頑なでいるのじゃなくて
自分のことを見失わず、ゆるやかである、
そこなんでしょうね…
だとしたら
ぶれたり、迷ったりを繰り返しながら、
私たちは自分という存在を、手に入れていくのかな?
そんなことを、思いました。